MOKスクール

4月9日(土)2011年度MOKスクールに出席した。2001年に初受講をしてから丁度10年目になる。折りしも3.11の東日本大震災が起こり一月後ということで、地震が発生してから一週間後に現地に支援に入った方の生のリポートがあり、テレビなどで報道されない現地の様子を伝えていただいた。被災間もない一週間後だから人々は今日明日をどう生きるかの中、緊急物資を積んでトラック三台で現地に入ったそうだ。途中警察が進入を止めていたため先に進めず警察官とのやりとりや、全国から集結した消防車両が路面凍結で動けない国道、被災した人たちから受けた不自由な状況で作ったおにぎりのもてなしなど・・・逆に受けた心使いに涙が止まらなかったという。

講義の冒頭震災のリポートから始まり、少々重い気持で講義を聴くことになった。初日三澤泰彦さんの「山へ行き、木を見る木造設計術」の自邸の変遷(リフォーム)を中心に三澤ワールドが展開された。10年前の心踊る想いで受講したことが蘇る。2コマ目は定番の村上雅英さんの「阪神大震災の被害を忘れない」と題した構造の講義、最初は今回の震災についてふれ、われわれ建築の実務者がなすべきことをあらためて再認識する時間となった。食事休憩を挟んで3コマは横内敏人さんの「上質な住宅設計術の極意」があり先生の経歴を語られたあと実作を見ながらそれぞれの手法や思想について語られた。独特の時間空間が流れたひと時であった。

さて、初日ということもあり会場は満席でこのスクールの人気と質の高さと受講生の熱気を感じる。大阪での日帰りの講義は少々きついが、内容が濃いので得るものも大きく人々の住宅建築に対する思想を感じる時間が好きだ。また出会いの場でもある。今回は折りしも震災のあとということで、主催者の三澤さんがこのスクールを立ち上げた原点(阪神淡路大震災)を語り、今回の震災を受けてわれわれの生きる姿勢が問われると思う。自然に対して人は畏敬の念を忘れてはいけない。30年前に比べて電気の使用量が倍になっているという。人々の営みが今後試される。
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