優良材をつくる

豊田林業、
豊田さんの森林は財田川の源流域右岸、阿讃山脈県境に広がります。
森林(やま)の取材も西讃岐地域に入りました。
先代が昭和21年より本格的に造林をはじめて、豊田さんは2代目となります。
優良材生産を目的にやまづくりをしているヒノキ林に入ると、
3番玉までゆうに枝打ちされたヒノキが見事に育っています。
張りめぐらされた作業道からは間伐材をすべて搬出して、
材を生かすべく土場に集積されていました。
材を生かしきるのが豊田さんの森づくりです。
下層植生が育ち、こ漏れ日の入る林内に入り深呼吸。
身体の底から英気がよみがえります。
豊田さん、
スラリとした体躯はしなやかで、ことばの一つ一つがそまびとの気鋭に満ちていました。
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