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剣岳点の記を観て

2009.07.05 (Sun)

            剣岳2

   「剣岳点の記」を観た。久し振りの山岳を対象にした映画である。
   原作:新田次郎 監督:木村大作

   日露戦争直後、陸軍陸地測量部は空白だった劒岳の正確な地図をつくるため、
   山頂に三角点の設置の命を測量官、柴崎芳太郎に下した。
   幾多の困難と闘いながら、案内人とともに柴崎隊は山頂を目ざした。
   時を同じくして初登頂をめざしていたのは、小島烏水率いる日本山岳会隊である。
   近代登山黎明期の山岳界における歴史背景も絡んで興味深い。

   P7050002.jpg

   30年前の山岳地図を引っ張りだしてきた。
   小窓尾根、八峰、チンネ、源次郎尾根・・・剣岳、懐かしい山岳地名が並んでいる。
   もう30数年前にもなる。ぼくはどっぷり山に浸かって山が中心の生活だった。
   記録を見ると昭和49年~昭和53年にかけて足しげく剣岳山域に入っている。

   P7050001.jpg

   この映画はぼくの記憶を思い起こさせ、
   山に夢中になってた頃の自分が沸々と蘇ってきた。

   浅野忠信の柴崎芳太郎は抑制の効いた演技で、仕事を遂行する男の姿を見事描き、
   香川照之演じる案内人が、暴風雨のテントの中で息子の手紙を読むシーンには
   思わず涙。
   映画の中のフレーズ「人は何をしたかではなく、何のためにしたか」が輝いていた。
   
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