住みつなぐ家

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   改修部分のほとんどの柱を抜き替えることになったこの住まい
   内装を取り払った軸組みは柱の基部がシロアリでやられていた。
   丸太の梁もボコボコの状態であわやというところだった。
   ほとんどの構造材が内装材でくるまれていたから、ダメージは分かりにくい。
   やはり日本の木造家屋は真壁とし、柱や梁を現わしたつくりがよい。
   木組を開放し露出させておけば、
   湿気がこもらないのでシロアリの被害を受けにくいし、もしかの時は発見が早い。
   あらためて、真壁づくりの家屋が、地域の気候風土に合っているのがわかる。

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   昭和8年に建ったこの住まいは80年近くの年月を住み人がつないできた。
   80歳にもう手が届こうという建て主は、親が建てた家を直すことを選択し、
   思わぬダメージに驚きながらも、生まれ育った思い出をなぞっているにちがいない。
   住まいはそこで生きた人々の想いを内在している。
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Tag : 暮らし 住まい

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