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少しづつ昔の里山に戻しています

竹(モソウチク)が浸入して久しいですが、植えたヒノキは竹に負けてしまいほとんど枯れてしまいました。このエリアはかろうじてまばらに残った部分。それにしても竹が入るとほとんの木は光合成が出来ずに枯れてしまいます。そのような山の一角で気分にまかせて「一人里山整備」でリフレッシュしています・・・。なかなか進みませんが、まあボチボチとやっています。

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でもこういうのってやっててとても楽しいんです。みるみる成果が現れて山がずいぶん明るくなって気持ちがいい。この辺一帯も50年前は畑で地域の人たちが作物を栽培していましたが、今はもう誰も見向きをしなくなりました。スーパーに行けば食材は豊富にあるし、何も苦労して斜面畑で果樹や野菜を生産する必要もないわけですから。

適度な山の作業は体力の維持と健康には持ってこいで、きれいな空気の中で体を動かす爽快感はたまりません。まあ、屋内で電気使って、エアコンの入ったジムで進まない自転車をこぐよりはよっぽ良いと、ぼくは勝手に思ってやっています。せっかく田舎に住んでいるので自然を活用しない手はありませんよね。
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里山暮らしは今が最高!

ことのほかたくさん採れたワラビ、もう旬は過ぎた頃ですがまだまだOK。
さて、保存処理ですが、

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アクとりは木灰をたっぷりと振りかけ、大鍋で沸かした熱湯を注ぎ軽く重石をして1~2昼夜程度おきます。
その後は流し水で灰を洗って、水を切ってから一束づつビニール袋で包んで冷凍庫で保管。近日に食べる分は氷らさずに冷蔵庫へ。
これは亡くなった母親がやっていたのを真似ています。
お湯を沸かす燃料は枯れ竹や木っ端を使うのでタダ、
山もキレイになります。

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第2段はタケノコのあく除り、
里山暮らしは自由でおもしろい!竹ってとっても重宝します。

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昨日はちょっと暑かった!

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11月に入ったというのにこの暑さだ、外で作業をしていると時期はずれの蚊が服の上から刺してくる。少し日があいた城山に上がってみると一部が染まったモミジが目に入る。他はまだ緑なのになんでここだけなのか?

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ウィークデーのこの時間に上がるとめったに人と会うことはないが、今日はめずらしく犬をつれたご婦人と出会った。ヤマハギやコナラも刈り取らずに置いてくれている、ありがたい。

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柿の葉っぱに落ちる光、地表の循環。

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変わらぬ風景、田んぼはさっぱりして先には阿讃の山波、冬までにはまだ少し時間が・・・。


まんのう公園さぬきの森で

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今日は定例活動日、昼休みに四つ葉のクローバーをみつけたのはMさん、国営讃岐まんのう公園さぬきの森のセンターハウス広場は、できた当時は芝生が貼られましたが今年はクローバにほとんど覆われてしまいました。ここの植物はよく置き換わっているようです。

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カタバミの黄色い小さな花の横には薄紫のこれも小さな花が咲いていました。これらは訪れる人もまばらな梅雨の晴れ間に、狙いすましたかのように咲いて虫たちを誘っています。

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さて、来る7月2日(土)は恒例の森林体験イベント、参加者にヒノキの森で間伐の体験を予定。ここのヒノキは谷筋に植えられてほとんど手入れがされずに大きくなり、非常に脆弱で風倒が起きやすい状態になっています。湿気が多い窪地で本来はスギが向いていますがなぜかヒノキが植えられたようです?

ハッピーになりたい時は山に登ります

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悩んだり、苦しいことがあったり、もちろんハッピーなことであったりした時、ぼくは山に行きます。子供の頃からずっとそうでした。心がざわついてどうにも整理がつかない時は一人黙々と息をきらしながら山道を歩きます。斜面をしゃにむに登りながら、思考がエンドレスにめぐり巡って次第に回路が整理されていくのです。もう何回この山に足を向けたことでしょうか、この道はぼくの心と体のバランスを保ち、体力を維持してくれる自然のジムです。ありがたいですね、それにタダだし。もう20年にもなりましょうか、ここはシダで覆われたブッシュの斜面をワンシーズンかけてぼくが開いたロードです。踏むたびに道らしくなって最近はイノシシの散歩コースにもなっているようで、獣のにおいが鼻腔をかすめました。今日もいつもと変わらない頂上からの眺めです。

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樹のかたち

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森に関わっているとあまたある木々、樹々、のかたちが気になってきます。家屋の周りに植えられている庭木、公園の景観木、施設の植栽、道路沿いの並木などなど、わたしたち身の回りはほんとうに木がいっぱいです。ほとんど無意識に人と樹木が無言の関係性の中で存在しています。最近、と言っても森とより強く関わり出してからですが、木を見る目が少し変わってきました。木の名前をかたっぱしから覚えようとかそんな気はさらさらないのですが、特に気になるのが剪定されて樹形を整えられた庭木で、昔はきれいに剪定しているなあ、と思っていましたが今はそれが妙に不自然見えてしまいます。特に葉をもがれ強度に剪定された木々は痛々しい。本来持つ木の樹形がいちばん美しい、なんて勝手ことを言っていますがやっぱりその方が自然だと思います。ぼくも日々の森林づくり活動は矛盾を抱えつつ葛藤の中で木を伐っているのですが・・・。

里山の冬森の中で

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林床が透ける冬の里山は葉っぱが茂る夏場と違ってひときわ幹の表情が目に入る。日々の登山ルートにたたずんでいるこの老木、はて何の木であろうか。無骨で荒々しく頑固な爺さんって感じがする。太陽の獲得競争に余念がない木々たちはこの古木に一目も二目もおいている。周辺の木々に陽光を譲りながらこの爺さん木はまだまだ長生きしそうな気配である。冬が明け、やがて春芽が育ち樹上が緑で覆われる夏がやってくるが木々たちの営みは静かに続いていく。よくよく考えてみると「里山整備」などと言って木を伐り我欲のために理屈をつけて、自然の植生をいじくりまわす人間のなんと身勝手なことか。この爺さんの木は何も言わないが憤りを感じているに違いない。伐られても伐られても地表から芽を出す木々たちはたくましい。しかし当たり前にある自然が人間の都合で当たり前でなくなりつつある気がしてならない。取り越し苦労であってくれればよいが。

登山道のキノコたち

生まれて67年になるが、まだ登っていない山はたくさんある。その一つが国道438を通るたびに目に入る琴南の「笠形山」、笠が稜線にちょこんと乗っかっている。昔、雨島側から目指したが、地図も持たず、スマホアプリも無かったから、あてずっぽうで登っていると、途中で道がわからなくなって引き返した。もう20年も前のことで、ずっと気になったままだった。ふと思い立ったって太陽も西に傾いた午後、北面の登山口を目指して・・・、登る道すがら、キノコがそれなりに出ており楽しませてくれる。ツルタケ、ドクツルタケ、ニガイグチ?、ヌメリコウジタケ?、ヒトクチダケ、ベニイグチ、一時間の登りで頂上、ブッシュで眺望はきかない。2021年7月暑い夏。

ツルタケ
ドクツルタケ
ニガイグチ?
ヌメリコウジタケ?
ヒトクチダケ
ベニイグチ

今年最後のタケノコ

   4月のモソウチクに始まり

   ハチク

   マダケと はや6月

   3か月に渡ってタケノコが楽しめます

   竹林の拡大に手を焼いていますが

   こうしてふんだんにタケノコを採取できる環境も

   捨てたもんじゃありません


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   伸びたタケノコも先っぽは「穂先タケノコ」と言って

   ひと手間かけると柔らかくて美味しい食材です

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   水を湛える備中地池

   梅雨の晴れ間

   ぼくの好きな里山の風景です

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   巡視員で

   見回ったヒノキの森には

   木漏れ日と

   フィトンチットのシャワーがふんだんに降りていました

秋の気配

マルハギが開花しました

この時期になると少しは気温が落ち着いて秋の気配を感じる頃になります

それにしても

年々暑くなる夏・・・たまらんなあ

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