FC2ブログ

エアコンのいらない家

第3回かがわ木造塾:エアコンのいらない家のつくり方

120902-2.jpg

エアコンを使わない暮らしは、エアコンのいらない家をつくる必要がある。
これがなかなかむずかしい。
山田先生は。温度、湿度、気流、放射の特性をうまくコントロールする(できる)家をつくればそれは可能と言う。
実作を示されての話しは納得。
要はきちんと設備の設計をすることだ。
意匠設計者が図面を渡して、これに設備の図面をおとして・・・というのは設備設計ではないという。同感。
意匠設計者はすぐれて設備設計者であらねば・・・あたりまえだがお互いの協働作業のなかにそれはある。
エアコン依存症に陥っている現代社会。28℃設定で窓を締めて仕事するオフィイス。
さあ!窓を開けよう、そして風を入れよう。

120902-1.jpg

家のつくり方でそれは可能だ。
暑い、寒い、不快、それを感じるから工夫をする。
エアコン依存の思考停止は大げさに言えば、環境適応能力を失う滅亡の道に思えてきた。

事務所の片付け

120816-1.jpg

何年も溜まっていた本や建築雑誌を思い切って整理した。

量は壁の反対側にこれ以上ある。

おかげでずいぶん事務所の中が片付いてすっきりした。

そろそろ贅肉を落として身辺を整理しておかないと・・・

お盆のせいかそういう心情にかられる。

それにしてもおびただしい量だ。

ほとんどは読むこともなくただ積んでおいただけで場所を占領していた。

考えてみればずいぶん無駄なことをしている。

いつかまた見ることも・・・絶対にない!

身の回りには見ることもない紙面があふれかえっている。

これほど紙を使っている日本の国はやはりおかしい。

MOKスクール2012

MOKスクール2012、初回の講義に出席した。
昨年と違い新しい会場でちょっと迷い着くと始まったところであった。
初日でもあり受講生はOBも含めて70人くらいか。けっこう多い。

2001年が初受講だから11年目になる。
途中抜けた年もあるが自分ながらよく続いているもんだと思う。
MOKスクールはなんといっても木造住宅に関する”旬”の勉強ができるのが魅力だ。
それに応援したいという気持がある。

講義は3コマで
三澤康彦さん「木の住まいとコスト」
村上雅英さん「木造住宅の構造設計の考え方」
堀部安嗣さん「木造空間の計画・設計」

復習や再確認、新しい知見などなど。
堀部さんの話のなかで、
「いいプロポーションの建築は音楽のリズム感にあふれ、戦後の建築は音痴になっている」
というのが印象的だった。なるほど・・・。


家づくりは森づくりから始まります

人の力はすてたもんじゃない!
120222-2.jpg

わたしたち「フォレスターズかがわ」は森林ボランティアでヒノキ林の間伐をしています。
これは植樹後18年ヒノキ林で、
植えてからまったくと言っていいくらい手入れがされていない森でした。

今、この森を「間伐材によるバイオマスエネルギー促進事業コンソーシアム」により、
NPO、企業、香川県地球温暖化防止活動推進センター、森林組合のコラボレーションで
整備しています。
わたしたちの担当は、間伐~2m玉伐り~小運搬(作業道まで人力で運び出す)の作業です。
平均年齢68歳(最高齢79歳)みなさんがんばっています。
やってみてわかりましたが20年生くらいのヒノキは2mに切れば人力で運べます。
一本一本集積していきますが、人の力もすてたもんじゃありません。
このヒノキバイオマス燃料になります。

わたしたちは県有林(私は県民林というべきだと思っています)も間伐作業をやっていますが、
ここは「公共財産」ということで外へ持ち出しができないのです。ほんとうにおかしなことですね。
「県民林」いう言い方のほうが「自分たちの森」という意識が醸成されると思うのですがいかがでしょう。

そこは「出し」がよく作業道もあるし、
この道を使って間伐C材を出して活用すれば、先人が汗を流して植えた木もいきてくるというものです。
県民に代わって管理しているのが県の行政であり、主体は納税者である県民です。

”材”

材は木材の「材」木の才能って書く、

とは最近なにかに載っていた。

鉄材、硝子材、自然素材・・・と「材」は材料と呼ばれるすべての言葉のあとにつく。

それははぶん太古から木は万能であり人間の営みの原資であったからだろ、

と想像する。

その昔「火」を燃し保つのは木であった。

木は人間が生きるのに必要不可欠のものであったのだ。

木は木造建築には欠かせない。唯一「木材」は木という字が二つ使われるのだ。

紙にもなる、容器にもなる。さまざまな農具や民具も木で作られた。

まさに万能であり、そして木は唯一再生可能な資源なのだ。

木が二つで林になり、三つで森になる。

親という字は「木の上に立って見る」と書く。

木がおろそかにされて久しい。

木をおろそかにする文明は滅びる。

自然をあなどる文明は手痛いしっぺ返しをくらう。

木のいのち

111205-9.jpg

100年生きた木は100年使う。

木の生きた生涯をを生かしてあげるということ。

わたしたち家づくりをする者は現場に行って山を見て、木を見ることが大切だと思う。

これは100年生きたスギがいのちを絶たれた瞬間である。

さわってみるとしっとりと暖かい。


松山のセミナー

いつもは車を使うことが多いが、今回はJRで行くことにした。
電車の窓から見える景色をボーッと眺めているのも悪くないし、本も読める。
そしてなにより、
電車の揺れに(最近はあまり揺れないが)任せる思索の時間は日常のあわただしさをしばし忘れさせてくれる。

知人のFさんの情報で松井郁夫さん、宮越善彦さん、小林一元さん、お三方の講師による建築セミナーに参加した。
いずれの方もお話を聞くのは初めてであり、楽しみであった。三人は「き」組で活躍されている。

こういうセミナーは予備知識をあまり持たずにフラットな状態で聞くのがいい。
(単なる不勉強の言い訳でもあるが)
三人とも日本の木造住宅をリードする設計の実務者でもあるが、あらためて自分の立ち位置をみるいい機会になった。

松井さんの「木組の理念」は国産材を使った循環型の家づくりは、わかりやすく論理的で的確にポイントを押さえ、適切なことば用い、一般生活者にもわかる語り口でとてもよかった。

宮越さんの「木の話」は日本の置かれている木材の供給(林業)に視点をおき、データを示しながら、なぜ国産材を使うか、というのを的確に説明された。木に直接に間接に関わっている自分にとって力を得た。

小林さんの「架構の話」は事例を示しながら、構造(架構)から考えるプランニングについて話された。このように図面を示され、どのように考え、こういうものができたと写真を提示してくれるととてもよくわかる。

ぼくたち設計をする人間は不断に勉強が必要であるが、今回のセミナーは第一線で活躍する講師陣に加え、参加費の安さも魅力だった。講師の経費もたいへんだったと思うが・・・
主催された、「木」にいり住まいの会 の諸氏に感謝申し上げます。

かがわ木造塾

8月27日(土)、こういう先生の講義だと学生も面白いだろうなあっ

て、聞いていた。

かがわ木造塾、岩前篤先生の講義である。

人は写真で最初にその人を見たとき、自分の中で、

この人はあんなんだろう、こんなんだろうと無意識に仮設をたてる。

そして実際にお会いして、それが当たっているときとそうでないときがある。

岩前先生は後者の方だった。

写真より実物が断然いい、そしておもろい!関西人のノリがいい。

テーマは「住まいと健康」だった・・・が

思惑に反して講義の内容は多岐に渡り、切り口の面白さに圧倒された。

特にQOLと医療の視点から住まいを科学する目線はするどい。

さて、日本のリーダーが替わった。

食ってみると金魚よりドジョウの方が美味いに決まっている。

そろそろ本モノを味わいたい・・・それも天然モノがいい。

やっと泥の中から顔を出した。

「暮らしをつむぐ家」完成見学会をしました。

夏の暑さもお盆を過ぎるといく分しのぎやすくなってくるが、

今はまだ、盛り。

子供の頃、7月下旬に夏休みに入ると、

なにか浮き足立って

普段はそうでもないのに早起きして神社の境内に集まってラジオ体操をしていた。

遠い子供の頃の記憶がよみがえってくる。

池田町の家・・・ぼくは「暮らしをつむぐ家」と名付けた。

とくに、この家とぼくの子供の頃が関連するわけではないのだが、

この住まいをつくる縁に恵まれて、そんな断片的な残像があたまをかすめたのだ。

110801-1.jpg

気に入っている一枚だ。

風景の中でさりげなく自己主張している・・・。


110801-2.jpg


この場所はきっとさまざまな暮らしのシーンを演出してくれるだろう。

完成見学会に来てくれたみなさんありがとう。

完成が近い!

110706-1.jpg

完成が近づいた池田町の家。
待ちに待った新しい家での建て主の暮らしがいよいよ始まる。
楽しみだ!って言ってくれた。
長かったなあ、
既存を取り壊し、仮住まいの納屋を建て、母屋を建てた。
2年ごしである。
今の主流の家づくりからみると考えられない工期をかけている。
早い、というのもひとつの価値だが、
スローにつくる価値があってもいい。
引渡す頃には木や土が程よくなじんでちょうどいい住み心地になっている。

110706-2.jpg

ハナちゃんもあちこちと、工事現場のじゃまにならないように
「タライまわし」だったね。
今はご主人さまがタライに水を入れてくれて行水だよ。
う~ん、暑い特はこれがいちばん。