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立木から用材へ

丸太の断面を見るのが好きです。それぞれに個性があり、割りと均等に太ったのや、年輪巾の偏ったもの、すくすくと育って巾の広いのと、一つとして同じものはありません。それぞれに頑張って大きくなり、ある時期がくるとバッサリ伐られて第二の「木生」を歩むことになります。ある時期はスギばかり見ていましたが、今はほとんどヒノキ、それも香川県のヒノキです。若い頃は木造建築を設計することはほとんどなくて、RCやS造ばかりでしたが、一定の年齢を経て木造にシフトしていきました。今は山の原木と付き合いながら設計の仕事をすることが多くなり、この歳になってもわりと楽しくやっています。鉄やコンクリートと違って肌感覚で木はとらえられますね。それがなんとも心地よい。さて、この原木丸太はNPO活動のヤマの一角で伐採されたものですが、地面に立っている時と、こうして伐られて積まれるとちょっと違う感覚、年輪が色々語りかけてくれます。

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久しぶりに屋島のヒノキの森に

   近くで仕事があり

   時間が余ったので

   数年前によく通った屋島のヒノキの森まで

   足を伸ばしてみた

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   木漏れ日が

   いい感じ

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   最上部のヒノキはツルが巻いて

   ちょっと・・・

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   このへんは

   風倒木の整理でKさんと汗を流したところ

   腐朽もすすんでいる

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   指定席のお昼処

   当時は皆がんばったね

   また作業するときは

   おじぞうさん

   どうぞよろしく!

登山道の草刈

昨年刈れなかった山道(登山道)はシダが繁り踏み後もままならない状態になっていました。お盆の間にやっつけようと取りかかったのですが、さすがにこの暑さにまいってしまいました。作業能率は以前の半分以下、体力も落ちているみたいです。熱中症でダウン山の中で・・・となっては大変なので余力を残して中断!

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この道は10年前に手作業で開いた登山道で、ぼくの体力づくりと思索の道で心の拠り所になっています。

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ブッシュの中でシバグリが実をつけていました。
普通だと2日で終わる草刈もこの暑さでは4、5日かけてやらないと体力が持ちません。

ほっとするひと時

年度末はいろんな事務処理がいっしょになって忙しい。体が三つくらい欲しい感じですが・・・そんな時もNPOの山の活動に出てガンガン木を伐っていると我を忘れます。急な斜面を登り降りし、ブッシュをかき分け枯損木の伐倒作業。チェンソーのエンジン音と振動が心地よい。天気もよくてすっかり汗をかいてしまいました。作業を終えて車に戻るとカタバミが黄色の花を付けていました。

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砂漠に木を植えに行ってきた1

成田から瀋陽へ、3時間。

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瀋陽国際空港。
カーテンウォールのターミナルビルと駐車場にあるキノコを模した?建物....不思議な取り合わせだなあ。
向こう側では新空港の工事の真っ最中。
やがて様変わりということになるんだろうね。

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バスで移動中。
空港から現地(ウルスン)まで、揺られ揺られて5時間、このバスでの移動はわるくはなかったね。
風景を眺めたり、ウトウトしたり・・・ボーッとした時間がたまらなくいい。

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都市の近郊はやたらと高層ビルが目につく。
土地はたっぷりあるのに、なぜか高く高くと・・・高くを求めるのはどこの国も同じ。

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休憩のスパンが長かったのでちょっときつかった。
バスに乗る時は水分の摂取にご注意を!
サービスエリアでほっと一息・・・やれやれ。

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今宵の宿についた。砂漠宿舎、ここを拠点にして植林活動ははじまる。
レンガを2層に積んだユースホステル的な建物だ。
見えているのは廊下側。手前に青空トイレがある。

ここに来て不思議な感覚にとらわれた。
そうなんだ、ぼくの先祖(じいちゃん、ばあちゃん、ぼくのとおちゃんになる人:ばあちゃんの長男、兄弟たち
が満蒙開拓団でかの地にいたのだ。

生前父に満洲の話を断片的に聞かされていたので心象風景がインプットさていた。
ここにく来るまではそんなこと思いもしなかったが、この感覚は不思議な懐かしさのようなものであった。

ぼくはこのツアーに日常の延長のような気分で、軽装サンダル履きでやってきた。
想いがめぐってくる・・・

速水林業を訪ねる

大阪MOKスクールのツアーで三重尾鷲の速水林業を訪ねた。
FSC認証をもつ専業林家のトップランナーである。

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凛としたヒノキの木立の中を歩く。
そう、ヒノキは立ち姿がスギとちがってどこか凛とした緊張感が漂う。
日照が林床にとどき下層植生が豊かだ。

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速水と名のつく人は実にかっこいい。
讃岐にも速水史郎という彫刻家がいる。
名前が人をつくるということがあるのかもしれない。

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どこか北欧の森にさまよい入ったような雰囲気が漂う。
ぼくは北欧には行ったことがないがきっとこのような森だろうと創造する。

速水氏は「山」という。
山は、ディティール・多様性・顔が大切だと言う。

森林施業はトータルな環境活動であり、
そこに多様性が育まれ、山の顔森の顔木顔ができると理解した。

短い時間だったが山のみならず言葉のエッセンスに酔ってしまった。
12月には大阪に来られるが話を聞けないのが残念でならない。

国営讃岐まんのう公園

国営讃岐まんのう公園のF所長とH係長の訪問があった。

同公園の最終整備となる、里山ゾーンの整備運営に関する専門分科会の参加依頼である。

この公園は平成10年に開園して依頼「国営讃岐まんのう公園」

としてすっかり名前が定着した。

近年は真夏の野外イベント「モンスターバッシュ」が有名で、

県外各地から多くの人を集めているようだ。

お引き受けした。

正直、地元の里山に関われるのは嬉しいことであり、

これまでの活動の評価をいただいた側面でもあろう。

どのような展開になるのか読めないところもあるが、

実践から得た何かが提供できればいい。

それにしても今年はいろいろなところから声がかかる。

ありがたいことである。

《国営讃岐まんのう公園》

七つ道具

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ザックの中には、
混合油(刈払機の燃料)、飲用水2リットル、カメラとレジ袋が入っています。
雨で外に出られないでウズウズしていたら、
晴れてきたので登山道の草刈に出かけることにしました。

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ホームグランドの山道が草(笹)ボウボウで歩行困難な状態です。
バンバン刈り進んでいきます。

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刈り跡を見るとこんな感じ。
ちょっとうれしい達成感・・・草も美しく刈らんとね。

森林の手入

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      心地良い疲労感がからだ全体をおおっている日曜日の朝。
      昨日はめいっぱい桧林の除伐をやったので筋肉をふるに使った。
      人のからだは思いっきり汗をかいて全身を動かすことで活性化するんだなあ、
      ってつくづく思う。

      刈り払い機のエンジン音で、
      森の生き物たちにとっては少々迷惑であったかと思うが、
      これも健全に植林した木の生長を促すためには必要なこと・・・。

      森林の手入れをしていていつも思うのだが、
      放置された人工林を見るにつけ、
      あとの手入がままならないのに、なんで植えるのだろう?と。
      元の植生を排除して木を植えること。
      はたしてこれは環境にとってよいことなのだろうか?

      ほったらかしておいて、
      自然の摂理に従い自然更新にまかせておいてもいいのではないか?
      いつも矛盾を感じている・・・

チェンソーのエンジン

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   ガンガン使い過ぎて、

   オシャカになったチェンソーのエンジンです。

   シリンダーリングが折れて使いもんにならず、新しいエンジンに交換ということに

   なりました。

   折れたリングで気筒とシリンダーがキズついているので、

   まるごと換えんとあかんらしい。

   まだおろして2年、

   サラのエンジンつけて、これからも山でがんばってもらいます。